ある状況
についての文章をまとめ読みしながら、暗い嫌な気分になる。
具体的に言うと「ポストモダン以降」とか言われる文節に対する言及みたいな
ものだ。「〜読んでた」とかついつい「〜に対して知っている2,3の事柄」とか
言う文言をすぐ使ってしまう感じとか。何か普通に暗いのの20倍以上暗いような
気がする。
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松本俊夫先生(というより、私には、「ドグラ・マグラ」を撮った方)と8月に会う。
この年代の方は脳とか精神についての知見が、「スキゾ」な感じでなく解っているのだ。
大体戦争を経験して居るのだし。その上に脆く薄く掛け渡された現代思想の、それぞれ
希薄な実在感と、それがボコッと抜けたところに発生する暴力的な衝動みたいなものを
思う(それから、「ドグラ・マグラ」を見たときに近所に住んでいた、母親が精神病院に
入ってた友人のことも)。