2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

季節感

一年の無事と来年幸多いことを祈って、、かなりおまけしてもらっちゃった熊手。鯛がとても可愛らしい。厄払いの柏手をしっかり打ってもらう。 鳩居堂で年賀状を購入する。 年末に折口信夫を読み耽ってしまいそうな気がしてちょっと怖い。 ♪ ここは「古代」じ…

こんなところ、、

「言語中枢で起きていることの解析」は、テクノロジーなしでも想定されてたし伝達もされてましたよね、などとお話ししつつ、出向いた先があまりにもアースダイバー的に凄いところだったのでびっくりする。龍の絵が天井に刻まれていた。私は霊感と言うものを…

言語情調論

本屋で折口信夫『言語情調論』を購入し、電車の中で読み切る。(ただ、ノートしないとしっかり意味が取れない部分が多い)。この論文の中で折口が書こうとしているのは言語の音律と結びついた情緒が、外界に対置される事でというのはどういう事か、という事で…

Sweet talkin’ guy(なにが)

内田樹先生、、、泣かないで、、、 というか、駄菓子屋さんを開くときには、私に内装計画をさせてね と思うのだった(今日の内田先生の日記参照)。http://www.sweetslyrics.com/353252.Chiffons,%20The%20-%20Sweet%20Talkin%27%20Guy.html 出だしがすごい…

JAPANTEX

インテリアの展示会に。すごく見ごたえがあり、知人に渡すためカタログを確保する。 ♪ 「日本語が亡びるとき」をおおかた読み終える。 同調や転移の対象としての夏目漱石(や、福澤諭吉)というのが、私にはない感覚なので、近代文学に対する強い愛着で文学世…

さっそく「日本語が亡びるとき」を読んでみる

面白い。読みながら(まだ途中までしか読んでいないけれども)、エッセイや論文で山カッコ<>が使われている場合に、それは書き言葉に対する意識か現象学的還元のあらわれで、どんな本でも出てくる訳ではないんだな、という事に、今さら気付く(というくらい、こ…

意識される言葉

「きれいな日本語の破壊」に対するバックラッシュ。 「日本語が亡びるとき」という本を読んでみよう、と思うのだけれども、その前につらつら思いだす事があった。 たかだか15年位前、リアルタイムで読まれている「日本文学」と批評のコトバは「美しい日本…

クリスマスツリーは今年オレンジが流行りなのか、暖色系のものを見る。それと今日は出先で完璧に女装したおじさん(デニム地のスカートに、ボアのブーツを履いている)を見掛けてしまい、重ねて真っ赤なシャツの上に風呂敷みたいな唐草もようの布を巻いて分厚…

寒いといいつつも、冬なのに変な暑さの日が昔より増えた気がする(地球温暖化のせいなのかしら)。ともかくあれこれ考えるのに冬の方がよくて、段々イルミネーションが増えていくと機嫌もよくなるのだった(前出のなんか貧相なグラビアアイドルもそうなんだけど…

リビエール(3)

髪は黒々と長く、円卓はくすんだ赤であり、彼女は赤い半月形した木の卦札を背中で感じていたのだけれど、暗がりの中では身体をとおりぬける龍以外、これらの色と構図をはっきりとは認めないのである。身体を通り抜ける龍は、水辺を散歩していて、平坦で水の…

リビエール(2)

常に皆、棲んでいるのだった。この場所では、華美な店の中で、字画の多いその生き方を命の上に引き当てていた。鳥はよく鳴いて、その時羽根の色がいつもより少し濃く見える。店からも白い浮薄な籠からも解き放たれて、河に直接命が溶けるのはそんな時だった…

リビエール

河畔のある町で、湿った空気がながれる。細かい明かりのなかにリビエールと赤で書かれた看板が浮かび上がり、文字をランプの鋭い光が照らしていて、謎めいていて綺麗に思う。完全に照らしだされたその言葉の意味するものは河だったけど、奥には龍の気配を抱…

枝ぶり

積乱雲のなかに突き刺さるように、青い針葉樹が生えていて、そばを通るとき金色の光の路が、歩いている場所の陰りを晴らすように広がる。それは何故か音も帯びていて、幾重にもかかる異なった音域がよくさらした布のように途切れず、自分の感覚する箇所を打…

ようやくまともに / 内田樹先生の断筆

プライバシーの平準化についてようやくまとまった感覚がもてる(日常生活がとして赦されていて、監視を被っているわけでも「洗脳されていて、思考が奪取されている」わけでもない状態まで揺りもどすのに、存在論や現象学をどれだけ援用出来るのか、というのが…