2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

科学知へのアクセス性

使える現象学を移動しながら読む。10年前に、現象学についてしっかり読もうと思ったらとてつもない量があるなぁ、と思っていた事を思い出す。生活世界と自明性を読む人に赦そうとする現象学は、こざっぱりしてて誠実な印象が強くて、あれこれ他人の事を干…

使える現象学

本屋でフルトヴェングラー「音と言葉」、レスター?エンブリー「使える現象学」を購入する。「使える現象学」については、最近何となくそういう本があるんじゃないか、と感じていた。フッサールを読まなくてもアクセス出来る具体的な現象学の方法論について書…

デイジーの毛布

あまり押しつけがましくない感じでデイジーの描かれた毛布。冬休みの上掛けに使われてきた。毛布の花柄はうるさいのが多いがこの毛布は薄いクリーム色に、感触の違う糸でデイジーが縫い込まれていて、夜に綻びると花の匂いが少しする。

離れた快

小さく離れた快楽 ここには人がいない 長くとりもどされた時間があって 継ぎ目を合わせる 場所の なかにある私の 離れた快は遠くに ふたつの影をもたらす覗きこめば空の色で いつも別の鳥が横切る ふたつの影が あわせて呼んでいる さえずる それが ここのは…

エリザベス・ゴールデンエイジ

美術展を二つ見た後、「エリザベス・ゴールデンエイジ」を見る。すごい映画。 昔から感じていることだけれど、イギリスの文学とか歴史の中にある小説的含蓄 としか言いようのないものって、何でこんなに生々しく響くのだろう、と思う。 抑圧状態でじわじわっ…

ロブ・グリエ

亡くなってしまったのね、と思う。言語だけで時間の流れの中で起こる事柄の 外的な要素を言い当てたい、という欲求(私はこれを、食欲とか性的欲求とか、保身以上に 大きい欲求だと思っている)にフレームを作るものとしてのヌーヴォーロマン、という捉え か…

視界の広がり

以前spi試験を受けた時に「瞬間的に常識問題に答える」能力は壊れたり損傷していないのに、バランスが悪い部分があるとしたらどこなのだろうなと暫く考え込んでしまった(spi2試験そのものは通ったので別にバランスが悪い事もないのだろうけど。面接を辞退し…

わーい

(昨日) 用事が終わったあとぼんやり歩いてバレンタインの特設会場を見ていたら、リシャールの売り場にご本人がいた。。 私はリシャールのチョコのきびきびした感じと箱を開けると分厚いカタログが入ってる感じが好きで仕方ない。ぼんやりしてなく近代的自我…

鯨/デリダへのスタンス

鯨のかたちをしたのぼりが地面に対して垂直にあげられている。口の先は雲に近く見える。あたりにはアーモンドのにおいが立ち込めていて、なんとなく日が暮れたあとの夜の浅さを感じさせる。匂いを嗅ぎながら鯨を眺めていると夜は底まで更けないだろう。夜は…

Feed and care

知人がらみで。 ずっと私を助けてくれている知人にとてもいい話がやってくる。昨日話を聴きながら、 現実の具体性とか、感情のリアルさみたいなことについていろいろと考える。 丁度10年前にはまっていた、ダイアン?アーバスの写真をもう一度見てみようか…