2008-03-09から1日間の記事一覧

語尾がサフラン

突如として花の飾られる沈黙のなか、口端から息のかたちをした魚が流れ出る。唇は魚にもそなわっているし、それが軽く開いて新しい波が空気を染めるのを止めることはできない。語尾は金色のサフランだった、白い魚を煮るために針状の光を湛えていた。 ♪ 「問…