時間のある時に少しずつ、イアン?マキューアンの「贖罪」を読む。(映画化されたということで、読んでみようと思った)。少し前に恩田陸六番目の小夜子」を読んでいたが、小説が久しぶりな感じ。とてもセンシティブでしっかり、話の筋が編まれているなぁと感じる。
特に精神的な詐病の人間が、霊が見える、と発言することと、左翼性と性暴力の結び付きについて、私にはそこそこ本当らしい事が書けるが、かたやそういった異様な事態ではなくて、人の心理内にある平常さとか自明さについて、本当らしい事を書くべきだ、と思う。(マキューアンと関係ないけど)。