ホリスティックケア

とろとろと散策の途中見つけたお店で、電磁波ケアのホリスティックレメディを見掛ける。貴石のサザレで、小さいアクセサリーとかタリスマンみたいなものを彫ったのを売っているお店で、店内にVOICE PRINTとかから出ていそうな音楽が掛かっていて、要はソフトな精神世界系のお店なのだが、単に石のきれいさに見とれてしまう(大粒のガーデンクオーツが素敵だった)。
レメディは、バッチフラワーという植物エキスのレメディと似た感じで、でもオーストラリア製とかいてあったので、別物だと思うが、3500円という値段を判断しかねて買わなかった。
それにしても、電磁波問題は、セラピーするとしても、やっぱり精神世界系のお話になるのね、と思う。本当はもっと即物的に、身体に及ぼす影響が測量されている領域があると思うのだけれど、なぜ?
以前ボディセラピーを習っている時に、その頃はまだ心脳問題という言葉は知らなかったのだけれど、心身問題に不健全なものを感じていたのだった(デカルトみたいな事を考えていたら、身体情動と心理的なありようがバラバラのまま競合してしまうのではないか、と思った)。
そういう状態になっても意識をひとつに取り纏めるものとして、ある種の心理的マトリクスや、宗派性への自我の拮抗が機能する事は疑い得ないのだけど、どうにかしてそれを科学的に溜飲の下がるところまで持っていって欲しい。それも出来るだけキリキリと持っていって欲しい。
(捕捉:私が考えるから別に無理しなくてもいいです、とも思う。)

上記のお店はセンスのよい感じだったのだけど、中には「あんた本当にこれをよいと思うか」と言いたくなるくらい不気味なものだらけの世界があって怖くなる。