ロープ

打ち合わせが終わり確認作業をしていると小泉産業の営業さんが来る。ファブリックパネルの事を忘れていて聞けなかったのだが、各メーカーさん、やっぱりLEDの照明に力を入れてるのねと思う。
ダウンライトであれば見上げた時のランプの見えかたと演色性で器具の特徴が分かれるところですが、どの会社さんのもどんどん良くなっている感じ。

コピーライターからのほのめかしが終わった、と書いたらすかさず嫌がらせが再開される。なんか、この世代の男(60年配)の、女の子とか女の人に対する緊張を緩和するために奇行に走る感じが凄く苦手(昨日のごく個人的な出来事が何で筒抜けなのか分からない)。ほんとは世代論の問題でなく個体の性質なんだろうけど。

このコピーライターの人、本質的にもの凄く人好きしない感じというか、顔とか雰囲気も不細工な感じだし書いてる事自体基本的に他人の成功なしにはあり得ない代物なのだが(あるエッセイストは「もう面白くない」と評していた)、そういう奴でも自分の立場にしがみつけるのが、メディアがどうでもいい感じのものになっている一因よね、と思う。同じ位の年齢でも内実のある事をしている人が、こういう愚にもつかないのを外せばいいと思うのだけれど。
繰り返し書くべき事なのか分からないが、川田亜子さんというアナウンサーの人の亡くなり方も私には衝撃的で、本当は司法なり世論がもっと問題にすべきだったんじゃないか、と思う。芸能に携わる人の立場の弱さが露呈している出来事だったように感じるし。

「本来性という隠語」には「ドイツ的なイデオロギーについて」という副題がついているが、日本的イデオロギーに内在する隠語と超越性の問題も仔細に辿れれば面白いような気がするのだった。そういう事を発想している時の私は何らかの天才みたいなものに恵まれているのかも知れない、と思うのだけれど、ある一面で自分が生活している場のそこそこの堅牢さと自由が守られていれば、そういう発想はどうでもいいとも感じるのだった。 ♪
ロープの束が地面に置かれており、砂が糸の繊維のなかに入り混んでいる。けれど汚れている感じはしない。砂場の脆さを形にするために何処からか選ばれて置かれた束。結ばれかたによって、縄全体が描き出す場所のイメージが大きく変わる。