クラシファイア・システム

 複雑系入門書で読んでいるその考え方が面白くて、全くわからないけど思わず何度も読み返してしまう。
 こんなの絶対数学ベースでわかる様な人生ではない。でも自己意識(というと大げさだが)が内在化して
 安定している時(要は「自分の問題は自分の問題として」正当に抱え込めてて無駄な横槍が他人から入らない
 時)、急に命題が活性化する時ってこういうものを思い浮かべているのではないだろうか。抽象的に捉える
 ことが赦されなくて、脳の過程が瑣末事まで受肉した状態で、妙に現実のなかに散らかることの不愉快さも
 思う。ぐしゃぐしゃした、愛着の反意物みたいなものが積み重なっていくことの不安感とか不快について
 (その不快を宗教が取りまとめる)。