トレイサビリティー

と、いう程のものじゃないにしても・・・
http://quovadis.co.jp/collection/index.html
手帳を売っている人のスタンスとして、何にもおかしいところがないし、大戦中に強制収容所に入っていた人が
作ったブランドなのだなあとか思う(他のメーカーの他のブランドヒストリーを見ても、色々特筆すべき点が自分なりにあるという事なのだが)。
それに引き換え「人間はおもちゃ」とか意味のわかんない傾向の発言してる人から手帳なんて買わないと思うのだが。
手帳を作るよりよっぽどそっちのモチベーションの方が大きいんだろうと思う。第一飼い犬だってあんまりかわい
がられてるように見えないんだし。
 別に市場は無尽蔵にスキゾフレニックなものでも無尽蔵に抑圧的なものでもないんだが、何かこの世代の人(というか
糸井重里とか数名の単体)がズレにズレたままそれを強請するから、感覚がおかしくなって「電磁波」に感じられるのか、ほんとに何か変な技術が作用してるのかジャッジしないとどうしょもないように思う。
吉本隆明さんの「重層的非決定」という言葉を不意に思い出す。それはそれで80年代の一時期の態度としてはあったの
だろうが、全然トレイサビリティーみたいな項目とは相容れないだろうし(だから吉本隆明さんという人の本に意味がないという訳では全くないのだが)、その位の決定項目は市場に落とし込まれている
のに、単にスポイルされてるのでだらしなくパクったり商品開発が投げやりだったりするクリエイターが、未だに消費
とは何かとかほざいたりクリエイティヴィティを嵩に着るのは絶対おかしいだろうという気がする。
「重層的非決定」の果てに即物的な「唯脳論」とか超気分悪い。民間人じゃなく業界人同士で洗脳し合えばいいのにという気に。