外傷化しやすい領域

 言語とセクシュアリティと部分対象の関係が、崩れたり混交したり
している過程はあまり可視化されない。けれどラカンやそれについて
書かれた本を読んでいると、その混交の過程がひとの外傷化しやすい
領域だということが解る。
 混交の過程を視ようとする神の-意志が外傷と並列し得るということ。
 その事に着目する個人の思考は高度に目的化される。目的化のバリ
エーションから遡行して、例えばファシスト体制の始動を分析すること。
 知識の恥というものがあり、それからの分離が平穏な表出の領域だと
感じること(たぶんウィトゲンシュタインとかとも通じるとこがある)。
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