靴のかかと

靴のかかとを打ち直す。歩き癖なのか右から減るのだけど、打ち直した直後はバランスよく歩ける気がする。
歩きながら空気感という言葉についてあれこれ思いめぐらす。変な言葉。多分文学的な自我感のたかまりとか芸術と死の欲動みたいなものからすると、内実も何もないふやけた言葉なのだろうと思う。でも私は、雰囲気とか空気感としか言えないものを正当に保ったまま評価する事が好きで、出来ればいいと思う。(評価なんておこがましい事ではなくてただいいと感じるというだけの事だけど。アドルノベンヤミンも読もうとしている時には解らなくて、そんな風に感じとる時、過去確かに居た人たちなんだ、と腑に落ちる。幸福に感じる事もある)