ブライアン?ウィルソン伝

「イマジネーション」を聴きながら(ずっと繰り返し聴いている)。ブライアン?ウィルソン伝を読もうか読もうかと思いながら、購入出来ない。その本に、例えばチャールズ?マンソン事件がどう書かれているかは解らない。当たり前の話だけれど、日常的に生活を送っているとそういうものとは凄く距離がある。
たまたま電車の中吊り広告に、摂理の事が載っていて、教団の性質は違っていても、情動自体はどうか解らない、と感じる。丁度アルチュセールの講義を聞きに行ったころ、私があまりにも酷い事態として思い浮かべていたのは、主観の再構築にかこつけて、そういうものが一気に蘇る事だった。
少し調べものをし、村上春樹の翻訳で「ペットサウンズ」が刊行されている事を知る。これを読むのも、ちょっと怖いことなのだが、機会を見て手に入れようと思う。
どこであれビーチボーイズがかかっていると、ボリュームのある和音の美しさ、その源にある強烈な傷にはっとして、ついずっと聴いてしまう。