打ち合わせ

日中色々考えながら繰り合わせているお陰で、ようやくもとの通りの考えのパフォーマンスが戻ってくる。11月にインテリアプランナーの資格を取るための勉強をし始める。
糸井重里(さんって書く必要はない気がする)が複雑系について、今日の日記に書いているけれど、こういう事を含めた人から妙に言及される感じを、結局はどうにかやり過ごして先に進まなければいけないな、と思う。
(私は自分に作用してるのが本当に電磁波だったらどうしようと思うのだけれど、どうせその領域の話をやるのだったら、タイトにニューサイエンスの歴史を追ったほうが、相当人間的でピリピリしてて面白い気がする)
ずいぶん昔に、これは自分には分不相応だ、と思いながらも、どうしても欲しくて8万円のカーテン(はき出し窓用のもの)を購入したのが、私の唯一持っている資産らしいインテリアエレメントなのだけれども(古色をつけるために、ずっと吊るしたままにすると聞いて、ざっくりそのカーテンがかかっている他、込み入ったものはなにもない部屋にしたくて買った)、なんか、そういうものが有りさえすれば大丈夫でいられる心象を、根こそぎ駄目にして平気なのね、と思うと悲しくなる。昨年ウィーンに行った時(これも私には精一杯の出費)、やっぱりどの建物も、泊まっているホテルも、内装が素敵だったのだが、別段その事に深い意味なんてなく、何もかもが単にその人の生活が落ち着くためにある感じなのだった。
ホテルの部屋はクリムトの絵が一枚飾ってあり、黄色いビロードのカーテンが吊ってあった。白い塗装の壁がひんやりしていて、でも敷き詰めてあるカーペットは柔らかくて気分よく、カーテン開けてぶっきらぼうな感じのする窓を開けたら、入ってくる風が乾いていて気持ちがよかった。 シャワーブースに小さいタイルが敷き詰めてあり、ついてるカランがやっぱり頑丈そうな感じだった事をふーっと思いだす。