クリスマスツリーは今年オレンジが流行りなのか、暖色系のものを見る。それと今日は出先で完璧に女装したおじさん(デニム地のスカートに、ボアのブーツを履いている)を見掛けてしまい、重ねて真っ赤なシャツの上に風呂敷みたいな唐草もようの布を巻いて分厚い何かの教典みたいなものを読んでいる男性も見かけた。
サブカル系のライター(ガロで兄弟でペンネームを使い漫画描いていた)でテレビの企画屋の人の盗用がものすごい、と物議を醸してるという事をちょっと前に知ったのだけれど(どうでもいいけど)、私はその人の書いたSFがあまりにもつまらない事に衝撃を受け、些末な情報過剰になると景色とか自分がなに考えているかという事に無頓着になって行くんだろうなと思った記憶がある。でもそういう人が多いから、単語レベルで人の言動をパクったあげく奇矯な態度を取り続けても、メディアにそこそこ居場所があるんだろうなと思う。(それもイヤというか関係ないのだけど、シミュレーショニスムがどうとか関係なく、単に何も考えられないんじゃないかと思う。普通自前で何も発想出来ないと解ったらもの書きなんてやめると思うし、私が同じ立場だったら自殺しちゃうと思うのだけど。全然同じ立場じゃないからいいのだけれど)
男性も嫌なのだけど女性でそういうタイプの表現者も嫌で、そこまでして何になるのだろう、と思ってしまう(前に服装について色々うるさい感じのストーカー女が迷惑だと書いたけど、本当に救いようがないくらい無根拠に自己愛的で気味悪い)。
それで、せっかく「意識」という問題提起があるのだとしたら、そういうものは全部除けてから考えたほうがはっきりするように思うのだった。