ワンピース

 肩から胸元にかけて薔薇の花が一列だけ刺繍されているワンピース。銀色の細い
鎖がウエストから下に沢山連なっていて、その重みでドレープが作り出されている。



                  ♪
 外に出ると暑さを感じるくらい。夏物の服に切り替える必要があるかなぁなどと
思いながら、瞬間的に(断続的に?)妙なことを考える。
 記憶構成とホルモン分泌について、昔推理小説の中で高橋克彦さんが書いてたよ
うなことだ。
 オキシトシンという脳内分泌ホルモンがあって、記憶とか心理的な接合の滑らか
さを左右しているのだけれども、安産でそれが沢山分泌された親の子供ほど、前世の
記憶を保持したまま生まれやすい・・・みたいな話だったと思う(私はここで前世、
と呼ばれてるような、人間の彼岸でのあり方みたいなものに全く関心がない)。何で
そんなことを思い出したのか。母の日だからというわけじゃないのだろうけれど。
                ♪
 セラピーのために解剖学のテキストを読んでいたころに、ノートにそういった項目
(ホルモンと感情の対応とか)をまとめていったのだけれども、結局のところそれら
と人間の行動の対応や、時空間の対応について、あんまり溜飲が下がったという気は
しなかった。(というより、本当に最先端では、神秘化を厳密に避けたかたちで、はっきりと
リアルなことが分かってるんじゃないか・・・という気が、2000年代の初め
にはしていたのだ)。
                ♪
 「マインドコントロールの恐怖」を4分の3ほど読み進める。最初からはっきりしている
のは、ここに書いてある宗教団体に対して、何のリアリティも感じないということ(気味の
悪さだけは感じる。居心地の悪さと鬱陶しさ)。
自己啓発セミナーだの営利と精神論の結び付きを濫用する団体は全部そうなのだが、はっきり
無くてもやっていけるというタイプの人が居るのだろうなぁと思う。
 物理的接触を避けていればどうにかなった時代では無くなってきているのだろうなぁと
感じる。再三書いている「中共の洗脳みたいな手段」というのは、別に妄想でも思い込み
でもない。

                ♪
 図書館の定休日が変わっていたことをすっかり忘れていた。
ここ数日、以前読んだ「ファントム空間論」という本のことが気にかかっていた。
(「環境ホルモン」とかメラトニンの話も含めて、人間の内分泌の空間展開みたい
な出来事、統合失調を含めた精神病の原因解明も、もっと進んでいてもおかしくない
ような気がするのだけれど、なぜかそうなっていない。だとすると2000年代の初めに
感じた、あの異様にはっきりとした「これから色々なことに決着が付くんだ」という
感じは何だったのか。読むことによって、反復に相当するような出来事が起きるのか)。

 コピーライターという仕事にも何のリアリティも感じないのだけれど、相変わらず
人の個人情報(それもここに書き散らしてるようなことだけではなくて、もっと本質的
に私個人の生活に関わるようなこと)を不正入手しているあるコピーライターの人に
ついて、「結局あんたは何がしたいの」という感じを覚える 初めて、それらのページのコピーを警察に持ち込んで状況証拠として受け取ってもらえ
たのだけれど、いい加減ストーカー規正法とセクト規正法に当たるものを整備しなおした
ほうがいいのではないか、と思う。