ある種の障り

 もともと頭痛もちだからいいものの、殆どある種の障りかもしれない、
と思えるくらい肩が凝るので(まさか何か乗ってるということはないだろうし、
そういうの信じないが)、色々と策を講じる。

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 マイケル・ジャクソンが亡くなったのをニュースで見ていたのだけれど、芸能
の病理、と思うようなものを全部引き受けてなくなったみたいな感じだなぁ、と
思う。子供の頃に宗教(証人会だ)に加入していること。コンプレックスに整形
にスキャンダルに、プロモーターとの不仲とレコード会社との戦い、幼児性愛の
疑惑。モータウンのときのマイケル・ジャクソンは大変に可愛い。「BAD」くらい
までは普通のお兄さんで、ペプシのキャンペーンのときに確かにマイケル・ジャクソン
狂いだったひとというのは居たのだった。
 それからディズニーランドで「キャプテンEO」に並んだことを思い出す(某教団
とのつながりとか関係ない、ずっと以前の、本当に子供の頃のことだけれども。私は
ディズニーランドそんなに嫌いじゃなく、−大体ベンヤミンミッキーマウス
大好きだし−ディズニー・シーも出来てすぐに遊びに行ったのだけれど、そういう事と
スポンサーである団体の宗派性が目指しているあるレイヤーをどう折り合わせればいい
のかが全く理解出来ない)。
 ネヴァー・ランドをGoogleアースで見てみる。そこにあるのは廃墟みたいな
もので、色んな事柄の投影の跡地なのだった。(仕事柄、というか、用地は単に用地
だから別に廃墟じゃないけれど。用途変換出来そうだし)。

                  ♪
 帰りに立ち寄った本屋で民俗学関連の本を二冊購入する。こういう言葉の薄っぺら
さは私を嫌な気分にさせるのだけれど、「霊的障害」とかある種のイニシエーション
みたいな契機が外から強いられたとき、まともな流れを作り出さないと体調に関わって
くるなぁと思う。(というより、霊の問題ではなく、ある種の団体の行き過ぎた行為
としてのプライバシー侵害は、はっきり人災なのだけれど)。