コスチュームジュエリー

bobbinsmall2009-07-01

 お仕事の現場の確認作業に。引渡しまでしっかり流れで出来るようにしないと
なぁ、と思いつつ。
               ♪
 靴だけじゃなくものの傷みがひどい。けどもう15年以上使ってる指輪が見つかり
ちょっと嬉しい気分になる。セミアンティークのものを扱ってるところで買ったのだ
けれど、氏素性がよく分からない。(雰囲気から言って6,70年代のものだと思うけれど)


 買った民俗学の本は柳田國男の「妖怪談義」と、赤松啓介「差別の民俗学」(初めて読む)
だったのだけれども、両方を平行して読みながら柳田國男を謗る赤松民族学に対して、何となく
違和感を感じる(民話とかを整理しすぎてるんじゃないかみたいなことを言われる柳田國男
だけれど、私は「木綿以前のこと」とかのくっきり整合性の取れている文章が好きで、「でも
柳田國男、素でこういう人だったと思うのよ」と感じる)。
 Wikipediaにもあるけれど赤松啓介先生が問題視していたのは「性とやくざ、
天皇民俗学を話題にしないこと」だったということなのだが、こういう貴賎に分類される
ような事柄を現代的にリニュアルし、擬制として社会に組み込む試みは相対的に言って失敗
してるんじゃないか、と思う(ある意味、盗聴だの人権侵害だのという方法が急に「復権」して
しまうのも、「性とやくざ、天皇民俗学」みたいなものの拡大解釈された制度に依拠する人
が居るからなんだけれど、でもそんなもん普通に迷惑じゃんと思う。性が人をコントロールする
大きな外因になることも、やくざが何の脈絡もなく身体ねだったりする人たちだということも、
天皇制の根幹に人の意識をブラックアウトさせる何か大変なものがあることも、薄々みんなが
知っていることなのだけれど、現実というところはそれを全面的に称揚するモードに嵌まり込
んでる人から心象を害されて生きる必要がないとこでもある。
 というより、「国学よりのやくざ」というのはそれこそ幻想で、多分習慣的に字を読んだり
することの少ない人が多いと思うのだけれど、いくらやくざでも人間成人したら生半な脅し
くらいじゃ死んだり消え去ったりしないもんだと分かるでしょと思う。そのあたりのことを
ちゃんと再教育(もっと言えば「洗脳」)して、まともな人間の生活空間に干渉しないように
パーソナリティを設計しなおしてくれないかと思う。