2009年の夏【まとめ】

6月後半位から、さすがに自分は霊感だの何だのに関係ないと思っていてもしょうもない位良くない感じがあって、その感じというのはちょっと景山民夫「ボルネオホテル」みたいな、ドロドロして憑依的な感じなのだった。大手メディアとかサブカル的なものに作用しているライトなオカルトや新興宗教って、都度切断しないと身体とか心理環境に障る事がある気がするのだけど、そういうものを感知したり検出してしまう精神のメカニスムが何となく嫌だなぁ、という気がした。 人と遊んでる時にはこういう話を結構するのだけれど、都心部で精神的なものとかスピリチュアリズムの潜勢力なんて解放してもろくな事がないような気がしていて、どうしてもそういうものと違ういいフェティッシュ、可愛いフェティッシュを見たくて、民俗学博物館に行けたのはよい経験だった。まるっと可愛い感じの生き物がたくさん居た。時間があれば比較検討もするべきだったと思う。
それから今年の夏はサマソニnine inch nails を見られたのが結構大きかった。最初Marcury revが目当てでそれも凄く良かったのだけれども。帰ってstarsuckers inc の画像を見ながら、現実はもっと下卑てて救いようがないんじゃないかなぁ、と思う。サマソニ6年ぶりで、前回見た時のトリはレディオヘッドだった。夏の暑いさなかに凄く冷たい感じだった。
(補記:雨で中止になってしまったのだけれど、本当はTAHITI80というフランスのぺなぺなした音響系のバンドも観たかった)。

というような流れも含めて、結構夏らしい夏だったのだけれども、内田樹先生がまた夏の終わりとか呼吸とか真似っこしている気がする。コピーライトとか盗用とかあまり気にしないとも書かれている。私もここに書き流してるような事ならいくら真似されても構わないのだが、自明性とか生活世界とか心理領域とか、そういうものの成り立ちまで揺さぶられるとちょっとイヤ。もとい相当イヤ。
 とは言え、「おじさんの狼藉」というカテゴリでもまだ赦せるものと、「ちょっと勘弁してよ」というのがあって、後者
は自分が暴力=法みたいなポジションに収まれば、いい加減なことを言い散らかしても相手が本当に死んだり破綻したり
すると思い込んでいる奴なのだ。大体文章がめちゃめちゃで何のロジックも立たないんだけれども。


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 ・・・創価学会的なもののワーディングを「本来性という隠語」で読み解くと、そこそこ読めてしまうという事実に戦慄してたのだが、
そんなの実名を出した上で、相手も名指しで批判しないとなんの意味もないような気がする。

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 そんなことと関係なく、車のステレオで聴くクランベリーズがよすぎる。