バラガン

bobbinsmall2009-12-03

(昨日) 神宮前の人だかりが凄い中、車でおたおた走りながら見に行ってくる(運転しながら、今乗っている軽自動車、もう少し色々と使いやすくしたいと思うのだが、同時に60男が遊ぶ金欲しさに2、30代の女をいきなり洗脳って、何だか筒井康隆の初期のSFみたいだと思う。ここ23日つらつらと疑似科学の事を考えたりしていたのだが、何年かあとに振り返ってみたら何であの人たちが煽られて表に出ていたんだろうと思われるような、ものすごい宗派性の過剰と科学知の不在の中を歩まされている気がして恐ろしい。人の信仰は馬鹿に出来ないけど。どうでもいいけど民主党の看板のすぐ上に出ていたペンタックスの看板があまりにもフリーメーソンみたいだったので、思わず写真に撮ってしまう)

バラガン展はとても素敵で、私は欲しいものを長い事じっと見ていたのだが、一つひとつの建材が素敵なのに加えて、これがインターナショナルスタイルの箱の中にあるという事に心打たれるのだろうな、と思う。以前ピンク色が似ているので購入したランプセード(ヨーロッパのものなのだが柿渋みたいなもので色付けしていると説明があった)、来年は使う事にする。眺めながら、当たり前の事だが建物は壁があって良いよねという気分になる。ベッドルームの小さいベッドの木の荒削りな感じや、大きい銀色の球体の柔らかい感じが忘れられない。
写真でヒラルディ邸のプールを見ながら、今年何となくドロドロした転移性のメディウムの事をよく考えたなぁと思う。


手持ちのMacのノートパソコンのデスクトップをヒラルディ邸の画像にしているのだが、今全く使い心地が保証されていなくて、それは全然Macのせいじゃなくむしろ世界規模で常識の欠落している対抗企業のせいなのだ。今年を最後に、出来るだけソニー製品を買わない事にする。
文脈は解らないが、ソニーの代表かなにかが「私は狼少年のようなもの」と言っている、というニュースをチラッと見かけた。この会社はもう幾ら見せかけの広告媒体だけ取り繕っても、そもそも人から期待されるとか商品開発をするという事自体に何のイメージも持ってないのだろう。そう考えると欲しいものを一個も作ってないし、何かエキセントリックな変人向けのデザインとか装飾が大変醜い。