免許について

来月で取得後一年になるのですが、今年なんとなく運転がたどたどしくてご迷惑を掛けてしまった事、お詫びします。ナビが変なタイミングで作動したり私が道を間違ったりするのですが、来年はそういう事がないよう最善を尽くしていきます。
1日に200キロ程度の移動であれば普通に出来るようになり、大変嬉しい。

♪今年数冊だけしか読めなかったにしても、谷川民俗学を殆んど実践的な必要から手にとれた事は、本当に良かった。ドロドロした巫病的な感覚が一体何だったかは、しっかり考えてみたいのだけれど(私は依然として、宗教をつかってある人の象徴体系を無闇と動かすタイプの表現を信じておらず、まともに近代化すれば巫病みたいなものを感じずに出来る事がいっぱいあるような気がしてる)。天皇制と色々な宗教、民俗学サブカルやメディア内部の卑賤を巡る隠語みたいなものが、あまり整合性のとれないまま自分の身近にこだましていたのだが、何が中心に据えられるべきものか、改めてわかった感じ(会話のなかに「表徴の帝国」が出てくると懐かしく、あの変な本に書かれている場所は、でも凄く楽しそうだと思うんだった。)。
「神に追われて」の中に、主人公のサーダカウマリの女性が、地元の権力者のユタと言い争いになり、「貴女は神様の本免許を持っていない」(!)と言われ、「神様の免許に本免許も仮免許もあるものですか」(!!)と言い返すシーンがあるのだが、もう凄くおかしくて笑ってしまい、でも何らかの超越的な機能が作用する時って、そんな風に実利と現実性が入り込んでもいるかなぁ、と思う。