アンドルー・ワイル信奉者にもどってみる

 何だか検証すればするほど、「脳は脂肪分で出来ていて、飽和脂肪酸的なものが神経伝達の上での変なものになっている」というのは本との
気がしたので、にわかに「変な脂分と糖分だけを摂らないダイエット」を開始してみる。
精神疾患を巡る解釈のなかで、何が完全に過去のものになったか色々と思い巡らしていたのだが、クレッチマーの気質と体型の分類みたいな
のって今はどう考えられているのだろうか。ちなみに、私は本当に161cm着衣で47〜8キロ周辺をうろうろしているのだが、面倒事を認識
しだしてから代謝が明らかによくない。シャーマニズムとかもそれほど信じているわけではないし、そういうものを特徴付けている文体の
薄っぺらさとか涙ぐましさが苦手なので、新興宗教のテクストが殆ど読み取れないのだが、そういうものとかいわゆる「スピリチュアリスム
は、人の代謝異常に付け入るのだろう。つくづく悪質だなぁ、と思う。ナチみたいに健康による去勢もイヤだけれど、不健康による統制
や制御なんてもっと不愉快な気がする)。

 アンドルー?ワイルの栄養論は、実践して問題があるようなことはあんまりなく(明日何があるかわからないので食事の改善に意味がない、
と言われればどうしょもないのだが)、
 ○精製してある白い穀類は食べず、出来るだけ全粒粉とか玄米を食べる
 ○脂分は人工のもの(いわゆるサラダ油も含む)は摂らず、出来ればオリーブオイルを使う(という教えのせいではないのだが、なぜか我が家
は昔からオリーブオイルばっかり使っている)。
 ○肝臓に負担がかかるのでたんぱく質のとり過ぎは避ける。食べていけないわけではないが、植物性のもの中心にする(これはチーズ好きで
カマンベールだと1ホール二日くらいで食べてしまう私は守れない)。
 ○オメガ3脂肪酸が入っているお魚をとにかく栄養摂取の主流にする。豆とかも身体にいいので沢山食べる。
 ○肉は食べてもいいけど、出来るだけ赤身のものにして、ビタミンが入ってる豚とか鳥の脂身はともかく身体の中で滞る牛の脂身は
 あんまり摂らないようにする(いきなり牛すじを煮ては駄目なんだ)。
 ○ビネガーは身体にいいので、どんなものからとったお酢でもいいから沢山使う。
 ○基本的に日本食を食べるか、地中海の地域で食べてるような食事をとっていれば健康にはあんまり問題がない。

 みたいな感じだった。アンドルー?ワイルの本は単に凄く面白いし、元々変性意識の研究家なので適度に快楽主義者で、読んでいて
割と制約の少ない楽しい気分になれる。

                            ♪
 洗脳と韓国系カルトって、この食事についての意味づけを大幅にずらして成り立っているような気がするので、健康法みたいなものを実践
してるから嫌がらせのターゲットにする、みたいな感覚もあるのかも知れないが(そんな調子だったら本当に中共の弾圧と変わらないし、
野蛮で気持ちが悪いと思う)。
 それにしても、やっぱりこういう食事を実践していたのは、現象学とかだけでも膨大な量のテクストがあるので、身体の調子を整え
ながら読もうと思っていたからで、そこをいきなり訳の分からない状態に巻き込まれたのだと思うと迷惑すぎ。
 先に脂質の代謝異常と悪食の面からカルトの性質を言い当てれば、「創価とか統一協会だけは絶対キモいので、別に日本には必要ない」というそれなりに多くの人が感じているはずの感情が煽れるように思う。実際誰が必要としているか全く感じとれないにも関わらず、ここまで不必要に増長してきた新興宗教は珍しいし、それを規定しているのは以前書いたような、訳の分からない療法で放置された病人が、ある日突然ミイラ化して民家から現れる、というカルト特有の事件の気味の悪さと不快さだ。