アメジスト/生活世界は、もともと

電車のなかで深い緑色のコーデュロイのズボンを履いている人がおり、窓辺なので陽の光で陰影がはっきり出ているのだが、単にコーデュロイでこれほど見える色に幅があるものなんだ、と思う。それが何となく神経的な気がしたのだが、一時期の(前述のような無駄に業の汚い系列の人から被っている迷惑行為が、放置状態になっている事も含めて)、下らない状態から抜け出つつある気がしてすごく気分がいい。

小さいガラスのコップなのだが、縁にアメジストみたいな色の帯が二重に規則正しく並んでいて、それを視界に入れながら窓の外を眺めると、二本の帯の間に乳白色の暈がかかる、という、やっぱり切れぎれの景色のようなものが心象に浮かぶ。

これはどんな家族構成であれ、自炊を一度でもした事があれば解ることなのだが、生活してる空間というのは、もともとそんなにお金をかけなくても質の高いものが手に入るしあるところなのだ。
一袋百円の馬鈴薯を買って、1日で使い切ったりしないし、揚げものにしたりサラダ作ったりして食べれば、1人ぶん20円とか30円なんだし。味付けする材料だって基本は1日で使いきりはしないので、一回ぶん2円とか三円程度で済む。
キッチン用品だって包丁を使うたびに捨てる人はいないので、そういうものの費用対効果は高いのだし、家具なんてもっと分かりやすく、基本的には一回購入して1、2年で使い捨てにはしないと思う。(いい例が、私の使っている本棚なのだが、三歳くらいの時に買ってもらったキキララのものは一昨年までその模様で使われており、さすがに恥ずかしいので買ってきたペンキを使って塗り替えて取っ手を付け替えたのだった)。
そんな風に自由度がたかい領域なので、家族構成がどうであれ、基本的には1部屋から好きに出来てそこに戻ってこれれば楽しい人生が送れると思うのだが、エコロジーについてのご高説は述べるのに電磁波を使った人権侵害は平気だったり、訳の分からないソフトウェア(同等のものを安く買える)をマルチ商法ベースで喧伝していたり、つくづく気持ちの悪い人たちがいるものだなぁ、と思う。 以前も書いた、自己啓発セミナーの絡んでいるこの会社、物凄く節操がなく、言っている事の筋もまるで通らない。改めて、自己啓発も、創価、統一といった新興宗教も、私にはまるで関係のないものだと書いておく。