出先で額が一面にある壁の内装を眺めながら、少し灰味がかった緑色の漆喰にあわせて選ぶとしたらどんな飾りが映えるかを考える。草地のボリュームが当の草なんて関係なく感じとれ、吉兆の感じがしました、という自分の物言いには、何となく自分でも嘘のない具体性があった。

それにしてもその場所は一面額だらけであり、装飾としてはよく見るんだけど実際にそんなお家だったらちょっと過ごしにくいかも、と思う。ペニンシュラホテルのチョコレートというのを初めて買って、私は食べてないのだが美味しそうに見えたので、何か口実を見つけて食べることにする。

まずまず論理的整合性のとれた話が出来そうなので、ぐっすり眠り起きてすぐに白湯を飲む。底冷えはするにしても陽が高くなったので、何となく気分がいい。思うところあってちょっとだけスクワッターについての文章を読む。