なあにこの天気

雪が吹き付けてくる中を車で走りながら、結局のところ運転には馴れるとはいえ、大雨とか雪とか怖いと思う。チェーンを持っていないのでそのまま走るのだが、途中数度は明らかにタイヤが地面の凍結したところを削りとる音がし、これが原因で車が傷んだらどうしよう、という気持ちになる(今年もう降らないといいなぁ、と思う)。

大変臈たけた雰囲気の建材を使うことができ、ちょっと嬉しい気分になる(とてもセンスのよい、感じもよい塗装屋さんより教えて頂いたメーカーの漆喰なのだが、柔らかく土蔵の内壁みたいな感じになった)。

昨年、できればもう少ししっかりしておきたかったことのなかに、谷川民俗学をまともに読むことというのがある。多分神仏なんてそうそうありふれたものでもなく、口にしても意味を結ばないようなシチュエーションが多々あるのだが、体系化されて透明な基底のようなものが現実に据えられたそれには、確かに神さまみたいなものが宿ることはあるのかも知れない、と感じさせる雰囲気があった。恭しい感じ。