恩賜と自我の縮小感

漆喰のひと仕事が終わり、箱根富士屋ホテルに遊びにいく(神奈川で育つと恩賜といえば箱根の、こまごましていて混合性のたかい景色があって、見ていると何となく不思議な自我の縮小感にみまわれるのだった。それはとても気分のいいものでもあり、何となく枝葉状のものに気付く不穏な時間という気もする)。あんまり色んな事を考える訳じゃなく、中の装飾品を眺めたかったので行ったのだが、高い天井と大きな額縁みたいなショーケースが面白く何枚も写真を撮る(そのうち必ず何かの参考になるはずだという気がして)