複雑系の入門書

少し前に買っておいたそれを、少しづつ読みながら過ごす。視覚的に先取りされたフラクタルの図像の、現実がこうであれば素晴らしい、と思えるようなきめの細かさは楽しい。
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 久しぶりに「不動産仲介業者さん」と話をすることになったので、ちょっと具体的なことをあれこれ聴けるようにしよう、と思う(主に外国人の物件入居とか購入について
など)。私は、韓国人以外本当にアレルギーがないのだが、最近もし最初から国籍が韓国だったらかかわり合いになるのをやめようと思った。理由は、何の発展性もないからで、他人からの暴力がらみの横領と表だけ飾りたてることでしか居住空間を考えていない人が大半の気がする。
 スクワッターみたいな事柄がおおっぴらに表ざたにならない分、不法入国と逆切れで物権を脅かしたりしてるのではないか、と思う。このあたりうまく表現できないの
だが、そのうち何かの社会問題になればいいのになぁ、という気がする(他の国籍は全く問題ないけれども)。
 あの目を剥いて喋る感じとか、煩くて洗練されていない感じ、私には絶対無理なものの一つで、これだけは人種差別と言われても本当にどうしょもないし、多分同じように
感じている普通の日本国籍の日本人も多いのではないか、という気がする。
 あと、糸井重里の悪口を再三書いているのだが、昨日亡くなった井上ひさしについて話すときに、割と私の周りでは「あの奥さんに暴力振ってた」って言う人が多かった
のだ(家には何冊か井上ひさしの戯曲もあったのだが)。それと同じで、最後「あの自分は物考える能力が全然なくてパクッてばっかりいた」とか、「家筋が変で若い頃から整形ばっかりして芸能界にしがみついてた」とか、「ストーカー常習犯で性癖もモロに妙だった」とか、「放送利権成金で不況下で80年代みたいな事言って底上げしてたけど編集者に接待を要求して影でバカにされてた」とか、何か言われる人生ってあるのかもね、と思う(これは特定の誰がというよりは、そういうのが広告代理店に紛れこんでいることも多いのだろうなぁということでしかないけれども)。それで葬儀の席で何となくしーんとしてしまい、仏教だろうがキリスト教だろうがこの人はロクなものにならないだろうね、という人生なんて、考えただけで気分悪い。
(家でテレビを見る習慣があまりないのだが、出先で糸井がテレビに出ていて、汚いの、という印象を抱いてしまい、以前書いたフィル?スペクターのパクリ然としているような態度も含めて気持ちが悪く、嘘でもこれの隣で「女優」をやらなきゃいけないのって恥ずかしいだろうなと思うのだった)。
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 そういうものの強権に依存して本を出版していた人たちは、やっぱり最低の晩年を迎えるべきなのよね、という気がする。パクリと劣等感情と汚穢だけの文学作品になんて誰も期待しないし、芸術だってそれだけのアーティストなんて居ないはずなのだが、一旦それが中心に措かれてしまうとそれに近い人間中心にヒエラルキーが出来てしまうんだろうなぁ、と思う。
 私は頻繁に日記の更新をやめる「風の旅人」の編集長をかわいそうな人だと思うのだけれども、21世紀の日本でカメラを持ってて、誰が「生のままの自然」とか「秘境」みたいなものなんて写真に撮れるんだろうと思う(大体写真の成り立ちからして、そんなもの映像化されたこともなければ、もともとお膳立てされている=自然状態ではない、という事が写真史にとってマイナスだけだったことなんて無かった)。
 
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中島らもという人は別に本人がどんな人であれ何が面白くてどう一世を風靡したか解る気がするのだけれども(「ガダラの豚」とかも小説として面白いし、今でもつい聴いてしまう音楽の話というのはかなり中島らもが挙げているロックのスタンダードナンバーとだぶるという事を、法要の会食で従姉からストーンズの話を聞きながら思った)、糸井という人はついぞ何もないんでしょ、という気がする。何が面白いのか何だか全く分からない感じなのだ。本人は猿だし(だから何もないが若い頃の中島らもは美形だと思う)。猿に付きまとわれて「俺、西海岸より湿気がいい」とか言われてるのだ。黙れよ、と思う。
それと同じく記号に還元した時に「80年代」だったんでしょ、という人たちが反動化して韓国カルトと結んだあげく、人の普通の生活圏にあれこれ口出ししてるのだ。よく分からない。
今読んでも「共同幻想論」は面白いと思うし、60年代の政治的状況に対する消費社会の優位を言うためにマス?イメージ論が書かれた意味も解る(といっても最後に読んだのはかなり前だけど)。詩人とか思想家が心底内的構築物を見抜こうとして書いたものは「わかる」けど、そういうものをはじめから持ちもしなければ志向もしないのなら何で本や言葉じゃなきゃいけないのか理解出来ないというか、端的にとても気持ちが悪いと思う。