経口摂取と逆切れ

 (数日前に記載した)「お前、凄い気持ち悪いよ」の内実について、どこら辺から
突き崩すか考えるとき、ヴィレッジ?バンガードで見た丸尾末広についての身もふた
もないポップがひとつの指標になるのだが、結構注意深く取り扱わないと、こちらの
神経が疑われてしまう(汚いからね)。
 どう表現しよう、と思うのだが、このあたりの事情については警察も(そういう嗜癖のない)
女の人が巻き込まれているという事に対して相当同情的みたいなので、淡々とそういう
行為を嗜癖として持っている人間の周辺に流れる噂が、当人の犯罪とか逸脱に結びつくところをしっかり
押さえる他ないと思うのだけれど(出来れば実際にそういう絵をとれると、大向こうの恥の感覚を揺さぶ
ることが出来るのだと思う)、私どうもどれだけスプラッタなものでも大丈夫なのに、この話題だけ
はイヤなのだ(そういえば「ピンク?フラミンゴ」って見られなかった)。やっぱり女だからだろうか。
自分が男だった場合、その嗜癖の男を受け入れる女だけはちょっと勘弁して欲しいと思う。
(そのうちこんな生易しい書き方ではなくて、その行為そのものの意味をラカンとか引きながらちゃんと
フレーミングしないといけないのだが、やっぱり気が乗らない)。

打ち合わせをした後(店舗の印象の確認とかだったのだが、早速内田樹ブログにそれとなくほのめかしがある
のは何故)、6月に入ったらとりあえず、片端から宗教団体がらみの人権侵害被害の告発事例を調べてみよう、
と思う(特定宗派に限らず)。理由は、やっぱりグロテスクなものの摂取とかが絡む宗教にこれ以上嫌がらせさ
れていたら、私は悪くないのにこちらが感覚を疑われてしまうからだ。
内田樹先生が例によって「被害者と加害者の二分法」を禁じたりしているのだが、冗談じゃないわよ被害受け
てるに決まってんじゃない、と思う。なんか、昔から妙に身体を鍛えたりする男(プロレスにこだわるとか)特
有の痛い感覚がある気がしていて、それに件の汚物の経口摂取の問題が絡むのだ。
創価学会員の中には割と平気でこの手の穢さに感染していく人が居るみたいなのだが、ヤダ気持ち悪い、というか、普通の感覚じゃないよなーと思う。ごめん、父親が子供と一緒に、異物(ペットの糞とか)を口に入れる家庭って
何なの。あったらどう「革命」なのよと思う(以前宮台真司がモロに反応していて、って相変わらず私の書いた事を意識して更新してて寒いのだが、その時は「何でも口に入れる子供を見ているとどうとか」って書いており、当人は自分が薄らハゲの50男だという事をどうしてここまで忘れられるのか不思議でならなかった)。異嗜食とカルトの逆差別なんて、ああ気が乗らない。大変に気持ちが
悪い。

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 カメラを調達することが出来たので、古賀春江の映画を、まず頭の中で組み立ててみる。
(自動症的な感じとその周辺の情緒的な昂ぶり、日本回帰とモダニスム、みたいなこと)。

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 出先で、人間が中身の固まらないオムレツみたいなもの、という説についてあれこれ考えるのだが、私はこれを微妙に嘘だと思っていて本当は都度フォーメーションしているのだと感じる(ちょっとした差異化というか)。そういうのってどうしたら撮れるのか。むしろ撮られてしまう時に、何が起きているのか(見てきたものの影響が大きいのだろうけど、自己差異化が映りこむ、みたいに感じることがある)。