大槻教授

 の、ブログを見ると、電磁場と体調不良の関係や「パワースポット」について
書いてある。良心がここにある、という気がする。「これが科学なんだ、まともな
回答はこれなんだ」という感じ。
 ところで、「思考が盗聴される」って「科学的におかしい」のだろうか。生体の電磁場
について書かれた科学的な記述を読むと、「ノイズが大きいから基本的に何を考えている
かは分からない」というような回答が大半なのだが、実はもう、言語域で起きていること
程度は分かるようになっているんじゃないか、そっちの方が厳密に科学的な見解なんじゃないか、
という気がする(1970年代までの脳機能研究で、脳そのものにあたるときその神経反応
を見るために重要視されていたのは、X線みたいな放射線によって映し出される影像と、
あとは染料で染出される神経腺だった、というような話を読んだことがある。あくまでも
オブジェクトとしての脳のスキャニングはそういうイメージだが、時空内の一電磁場としてとらえる場合
の脳ってたぶんもっと気軽? にフォーカスできてしまうんじゃないか、とか、色々な
ことが気になる。すごく気になる。一番気になるのは健康被害と、「心象がどう害されるか」
ということだ)。「洗脳」のパブリックイメージは、電極を頭につけられているような絵図
なのだが、もっと方法が進んでいるとしたら、そういうものについてのリテラシーを身に着ける
ことは非科学的になるのを避けるためにも大切なはずだ、と思う(後は、不意に心理内容物を
、特に信頼関係のない他者が把握したり把持するというのは、ものすごいショックを個人に
与えるはずなので、そういう状態になった場合にどう回復するか、ということの研究も
必要なのではないか)。
 この話で嫌だなぁ、許せないなぁと思うのは、それでフォーカスした後どうしたいのか、
感覚質(クオリア)の研究をしたいなんて実はそれほど切実な科学的欲求じゃないんじゃないか、
と感じさせるところ。目的がはっきりしない科学的命題とか、それのためにエネルギーが蕩尽
されるのは悲しい気がする。というか、もし本当に「クオリア」について考えることが必要なら、
それはそれで自明性を放棄せず科学的に割り切って(何を観測方法にするのかを明らかにしながら)
書かないといけない。                    ♪
 電波系がらみのライターに煽られた方の話を聞きながら、でも、そのライターってゴミ漁りとか
そっち系の奴ですよ、そーゆーのがみんな反動化して宗教団体と組んでいて、弱み握り合ったり
嫌がらせの否定してるんですかね、最悪ですね、という話になる(わー汚い、と思うので、何か
不都合があったら即警察に伝えることにする。というか何させられてるか分からないゲロ袋みたいなストーカー女を早いとこどうにかして欲しいのだけれど)。
 
 このブログで名前を出している、茂木さんも内田樹先生も糸井重里も、基本的に創価のネットワーク
がらみで急に露出するようになった方たちばっかりだ。さすがに昨日今日、いつもみたいなほのめかし
の感じはないのだが、すみません、今後絶対創価に恩義を売る形ではこの人たちと情報交換できません、
と思う(言い方は悪いけど、汚穢みたいなものから身ぎれいでいたいという気持ちもあるので。付き合うのもイヤですし、特に糸井重里が食べ物の話題を書いてると気分が悪くなる)。

ガストン バシュラールという人が凄く好きであり、隙間さえあれば科学は勉強出来る、という望みがもてれば嬉しいのだが、当の隙間を宗教が塗りつぶし、しかもそれを精神性と呼ぶように強いられている、というのは信じられないくらいえげつない。
私自身はそれほど健康被害を感じないので良いにしても、電磁場の問題って本当はもっとまともに取り組む必要があるはずよねと思う。