書籍バブル
何だ、みんな思ってることは同じなんじゃない、と思う。
内田樹先生と茂木さんの書いた本が全部「バブル」だったという
お話だが(勝間和代という人の本については、読んだことがないの
で分からない)。何がこのバブルを支えているのか考えると、やっぱり
創価学会なんじゃないかという気がする。
2003年に「バカの壁」がベストセラーになった時、表象文化論科→某
書店勤めだった婚約者に「バカの壁売れたけど、養老孟司って言ってる
事の短絡がものすごいよね。何か精神的に妙な人?」と聞いたらば「まあ嫌味な
人」と言っていた気がする。ただまだこの時、ベストセラーは単品だった
のだ。
大体バブルじゃなくてまともな本を沢山出している作家に引き比べたとき、
この人たちが創価系の媒体に露出することによって書籍を流通させやすい
状況を作っているとなったら、普通の本好きの人の嫌悪感はものすごく大きい
だろうと思う。早くそういう形でバブル(と、学会自体が持ってる非実証主義と
パクリの体質)の底が割れて、春山行雄みたいな感じでフェイドアウトして貰えれば
嬉しいのだが。
(いかん、春山行夫は詩人だった。春山茂雄という人だが、この人が本を出している
「サンマーク出版」というのは、いまだに健康法とかポジティヴシンキングの本を沢山
出していて、電車の中に広告がいっぱいあるが、「脳内革命」が売れたときの数倍の
ペースで脳科学関連の本が色んな出版社から濫造されて出ていて、不況も精神的環境も
あんまり変わっていない、むしろ意味不明さが加速する一方だとなると笑える事態だと
思う。脳科学者ダメダメじゃん、というか)。