とはいえ

 私は「やや日刊カルト新聞」、別に好きでも嫌いでもないのだが(糸井重里という人ははっきり大嫌いだけれども)。
 レメディは何なのか。プラシーボみたいなものなのか。私はこういった「怪しいもの」の中でバッチフラワーレメディー
 だけは実物を手にして暫く服用していたことがある。花から取ったエキスを溶かしてあって、服用することによって
 内面の問題が解消されたり穏やかな気分になる、というものだ(確か処方が色々あって、リラックスとか交感神経の緊張
に効くとか怒りっぽくなくなるとか憂鬱症の解消とかなのだ)。媒質がお酢なのですっぱい。
 しかしバッチフラワーのWikipedia項目を読むとなかなか趣がある。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%83%BC これは、まさに今問題になってるもののひとつに違いないだろうという気がする(花びらの上に集まる朝露! をお酢に溶かしたものを飲んでいたのだ。何とファンタスティックな)。購入したのは東急ハンズでだった。一瓶1500円くらいだったのだろうか。服用していたのはどれなのだろう。忘れてしまった。38種類のレメディーのリスト自体が、全く「医療行為」を形成する語彙から成り立っていない。
 でも医療行為を形成する語彙から成り立っていない「もの」から、人間は治癒させられたり病まされたりするものではないか、と思う。それはある側面から見ると異様だが切実なことでもある。それが現実の中で効力を発揮したりしなかったりする様を見ると、私はまず途方に暮れる気がする。
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 5月13日に「パワーストーン」についても否定的に言及しているのだが、私は単に石とか花が好きでそこにオカルティックな意味を持たせていたのではないような気がする。(全然関係ないが昔「石の花」というロシアの小説があって、それは大変身体に悪い孔雀石を切り出して
花のついた箱を作る話だった。パワーストーンとしてはストレス解消してくれる石なのか孔雀石)
 仕事の打ち合わせをし、はーオブラディ・オブラダと言った人は偉かった、と思ったのだが、何だか今年の夏は大槻教授に助けを求め大槻教授に思いっきり振られた夏のような気がしている(のはおそらく
気のせいで、茂木さんはこのブログを意識して更新してるけど大槻教授は私のブログなんて読んでないだろうと思う。

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 それにしても、糸井重里にしろなんにしろ必ずしも好かれてるとも思えないのに前へ前へ出ようとする意志、ってすごいよなと
思う。私はそのうちワンプレートに生ゴミとゲロを同時に盛りつけしそうなブス、というものの居る場所に耐え得ない。