工場・土地/パクリと薬物常習

 黄色いリボンの一巻きが、アスファルトの上に流れ込んでしっかりと道を作っている。足を乗せるとここでは仕事をしている機械があることも理解出来るのだが、ふくらはぎのあたりもやっぱりその機械の一部のようにも感じる。自動化された痛みとか疲れが外に排出されるとき瞬間的にまちの輪郭自体が踵の下に押し込められて傾ぐ。
 斜めにアーモンド型のつぐみが流れていく。茶色くて柔らか。よく鳴くのだが、ボーリングの球の上のマーブル模様のように景色を溶かす。


 という一文を、帰ってきてなにを見るわけでもなく書き付ける。この時期って必ず酉の市に行っていて、それが結構大きなイベント
だった。(ぼろぼろの建造物の間に屋台が犇いていて、熊手にぎっしり妙なものが並んでいる)。


 人と話をしながら電車に乗っていて、町並みの高低の輪郭が比較的はっきりしていると秋らしいと感じるのだが、その高低の感じを
与えているのが具体的に何なのかよく分からない。ともあれものの輪郭の中に三重、四重に反響する雰囲気があり、それを感じわけながら
考える(これが冬になるともっと内的になっていく気がするのだけれども)。

                          ♪
 「茂木については警察にきつく伝えてある」と書いたところ、本人のブログに「自然法に反するもの以外刑罰は無くせ、とくに
薬物については衛生上の問題であって日本の刑法は遅れてる」みたいな文言が。もしつつく隙があるのだとすれば相当ワクワク
するというか、この人の見え透いた手口が全部割れたら頭が相当スッキリするよね、と思う。