南島イデオロギーの発生

を、持って出て移動してる時に読む(民俗学についてちょっとでも前に進めたいと思い)。農政と日韓併合に携わった官僚としての柳田国夫が、如何に南島という概念を美化していったか、についての考察(まだ読みかけ)。
幻想として上位化された南島(沖縄)に実態はなく、オリエンタリスム塗れのそれは日韓併合と当時の農政のシビアさから目を逸らす為の装置であり、柳田の文学性もその展開である民俗学もそうした非実態的な幻想だ…というお話に多少納得しつつ、妖怪談義に出てくる不思議な幻想(白昼の星)から民俗学が開始されたお話も、作り話と思えない。
日韓併合後進国への恩恵で日本人は秀でていた、という考えが本当なのかどうか私は全く知らない。が、混乱や統覚の欠損を通じた支配というのもあり、それはそういう構えを持ってるのがなに民族であろうと鬱陶しくて迷惑に思う。
が、その迷惑行為が現に生き死にだの精神衛生を左右しかねないというのが今起きている事であり、そこにはまず迷惑を感じる(この項書きかけ)