金星

bobbinsmall2012-03-14

仕事帰りに歩いていると金星がかなり大きく見え、キラキラ瞬いており、まだ空気が底冷えしているというのは
あるのかなと思う(体感はずいぶんましになったが、もっと身体を伸ばして歩き
たい)。写真は全然関係ないが以前撮った花屋。恐ろしいことに葉が三角形のクローバーを見た。

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読み始めるとベンヤミンはやっぱり別格だ、というような事を感じるが、何かこの単なる回想
とも符牒とも違う予見性がベンヤミンという人の中の何に根ざしていたのか、本当に知りたい
気分に。と、共に、幾つかの都市論(松山巌 堀切直人)の、特異な解釈のどれが、ベンヤミン
作った小項目に対応するか考えてみる(マガザン・ド・ヌヴォテと勧工場もそうなのだが)。
商品と機械のインテンシティを衰微させた幻滅(軍国主義やコンプレックス、抑圧団体の台頭等)、という契機は倦怠の分析、と並行になるか。
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嫌がらせでの分裂病化もそうだし、ストーカー問題もそうなのだが、醜悪なものは結構ボトムが見えやすい
という気もするので、あとはどういうジャンルの人間がそれを担ってるかを丹念に追えばいいのだという気がする。追った上で固有名と結びつけないといけないが。殆ど書いてる事から佇まいから、母子殺害事件の加害者みたいなセンスの人たちかと思う。
(災害の復興は大事だが、起きて5日後に「疎開」と言って机上で人を動かそうとした内田樹先生という人の、ほんと
一貫してへらず口を叩き続けてる姿勢が、利権にたかって摘発されてる自治体のおかしい感じの教師と完璧に重なる)。
2009年に川田亜子さんというアナウンサーの方が亡くなったが、あんな事件も結局自殺じゃなく不審死のように思う。

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「40年代のある文芸欄執筆者は、あるときパリの天気を話題にして、コルネイユはたった一度(「ル・シッド」で)しか
星について語っておらず、ラシーヌは「太陽」についてたった一度しか書いていないことを確認した。彼はさらに星や花
を文学の素材とすることは、シャトーブリアンによってアメリカで発見され、パリに導入されたものであると主張してい
る(D 倦怠、永劫回帰) ♪
別格というより、以前、しばらく(向こう二年位は)ベンヤミンだけで十分読んだ事に値すると感じたのではなかったか。

ツェランもそうだが並び変えて現出するメディウムと救済の基盤、という発想。

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再掲:
(昨日)食事をしながら、結局人間の口腔の構造というのは結構複雑に出来てるため(口を閉じてしまっても歯はびっしり

生えてるし、舌の下部はこもりやすいし上部もものが残りやすくなっている)、一旦異物を口に入れると結構残留する

気がし、その意味でも食べ物じゃないものを口に入れたり嚥下するというのは、色々考え合わせると殆ど「ひかりごけ

みたいな世界になってくるな、という気に。http://ja.wikipedia.org/wiki/ひかりごけ事件

でもこれ自分の問題というより殆ど他人の行為障害の問題でしかなく、避けなければならないとなると、固有名がつき

まとうのだ。

 汚物といっしょに面が割れる、というのもなんか笑える感じのように思う。