ツェランの詩集

bobbinsmall2012-03-15

 ・・・ごく普通の本屋で見かけたツェランの詩集(私は誤解していて、新版で全部が改訂されるのだと
思っていたのだが、複数の詩集からの新編纂だった)を、買おうと思って本屋さんを覗くとすでに無く
なっており、嬉しい限り。あれを誰かが読んでいる。これは語弊を招く感覚かも知れないが、沢山売れ
て欲しい(昔に飯吉光夫「パウルツェラン」と一緒に読みながら、自分の見え透いた主体性の無さと全
く別様の感覚でこういう風に書かざるを得なかった詩にどうしていいかわかんなかったというのが、進
歩なく思い出される。同じころに読んでいたのは笠原 嘉「ユキの日記」だったように思う。大変以前の
話で、もう二度とあんな風には読まないと思うが。見え透いたとこの一切無い、主体性が全部消されて
しまうような事が起きたとしても、それは全部戻ってきて贖われる)。

              ♪
ラムレーズン食べたいなと思うのだが何となく乗り気せず、買わずに帰ってくる。充分に柔らかいと美味しい
のだが、何かぶどうの芯みたいなところが残っていがいがすると嫌という気がする。この間購入した野菜を
干すネットに普通のぶどう入れたら作れるのか。