アメリカン・サイコ

面白そう。
これはでも80年代の20代エグゼクティヴが、消費と有徴化の果てに病んで
淫楽殺人鬼になるという話らしいのだが、60代がもう一度バブル的な出来事
を起こすため(というか、単に私利私欲と蓄財のため)に新興宗教の裏金に
手を付けてると同時に、そこで猟奇趣味に匹敵するような欲求を特定の国の
粗暴な感じのナショナリスムを盾に満たしてる事の異常さを、日本の現実に
即して書けないのか、と思う。
30代40代の識者はまだデリカシーがあるし、いきなり外在する国に自分の国
のウィークポイントを丸投げするような真似はしないが、抜けぬけとそれを
してフェイントでだけ生活感覚や道徳感情を押し売りし、そこに変な神経工学
とか呪い(?)が絡んでいるとなると、予防線引くためにもどう行為障害なのか
ちゃんと言語化した方がいいのだろうと思う。
(「アサヒグラフ」の「日本破壊計画」というのは、単に煽ったタイトルという
以上に半分以上行為障害を無理押しする人たちの本心なんだろうなという気が
する)。
              ♪
それにしても盗癖を身近な人間(後妻とか)や出版社が見咎めたり指摘する事が
出来ないのと、そういう人たちの不必要に外圧の高い家族像が不思議(機能不全
家庭のパロディのような)。
何か全身ゾクっとくる位気持ち悪い。

サイコパスには重度のストーカーなども含まれる、らしいのだが暴力行為や盗用や何かの資金運用そのものは別段ノーベル賞の対象にはなんないでしょと思う。(せいぜいが暴力論的系譜に容態が加わるだけで)ユニークなのは、にも関わらず申し合わせでそれがノーベル賞の対象になるかのように振る舞い続けている、というところで、だから逆に「その国はノーベル賞取れない」んじゃないのか??