ジャコメッティの初期作品
…ジャコメッティの初期作品は結構一般的なシュルレアリスム
の作品で、夢をモチーフにした彫刻とかいわゆるオブジェ(シュル
レアリストの媒介物とものが相互浸透してるようなオブジェ)が
多いのだが、ほんとはそれがあり得るかたちなんじゃないかと
思ったのはこの場所にジャコメッティが25から65で亡くなるまで
ずっと住み続けていたところ。
(続きは写真のアップデートがまともに出来るようになり次第)
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ジャコメッティはスタンパというスイス近くの小村からフランスに
来るわけだが、形式的にはシュルレアリスムから実存主義らしい(といっても
サルトルと親交があってサルトルがジャコメッティについて書いている
という事で、本人が実存主義者を名乗っていた訳ではない)作品に
シフトするのだが、形式が変わってもパリのさして派手じゃない場所で一生の
半分以上定住して作品を作れていたというのはいい話よねと思う。
(今は周りがアウトレットの店だらけで、キャシャレルのアウトレットに入ると
キャシャレルが安いのでなかなか好きになってしまいます。近隣にChevignonの
路面店があり店員のお兄ちゃんに場所を聞いたりした。キャシャレルのワンピース
すごく高いみたいだけれどもアウトレットは3000円位からあった)。
鼻から額につながるラインがどう出来てるか解らないとか人体が造形するうちに
どんどん小さくなってしまう、とか、感覚のどういう部分がそうさせてるかよく
解らなかったが(内在して安定してる知覚が揺らぐと意識についての注釈みたいな
ものが作品の一部を占めることになり、外在と無媒介で繋がる、とか、そういう事
が気になっていた)人間はやっぱり(見え透いた自己顕示と別の部分で)相当感覚
が変容しても個体として生き延びる。
…思考が外部からモニタリングされる、というのは実際起こりうる事でも、それで
人を自殺に追い込もうというのは幾らなんでも僭越でしょという気が。
それで実存主義もシュルレアリスムも関係のない人に対して、単に生活を破綻させる
為に過剰に感覚が変わるような嫌がらせをしたのであれば、それはやっぱり人権侵害
としか言えないのではないかと。というより、文学なら文学、芸術なら芸術の形式的
な問題について思考した形跡がないまま、カルトと結託したり利権団体と結ぶのは
本質からして単にカルトか利権団体なのじゃないかと思うのだが。
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友人と会った後に乾いた方の八ツ橋を売ってる場所を解り、これでだいじょぶという
気に。
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某メーカーの家具カタログを取り寄せて、そこにビュッフェの絵がインテリアと
して使われてるのを見て、恐らくビュッフェも自分から実存主義者と言わなかった
だろうけど、こういうちょっと硬質な感じは良いなぁと思う。ジャコメッティ邸貸家だがよく生い繁るきれいな庭木(伐採せずてんで勝手に伸びてるが荒れておらず懸念のない美しさ)から人心地というか気分の良さを感じた(当時どういう所だったか解らないがジャコメッティにしてもビュッフェにしてもミニマムで対自的な要素が好き)。