初期ジャコメッティについて覚え書き

以前古本屋で「狂気の愛」を購入し、どこかに置き忘れてしまったまま職場からの帰りに寄った本屋で文庫版を見つける。以前「ジャコメッティ初期」で検索していた人が居るため覚え書きとして、その頃の(シュルレアリストだった)ジャコメッティについては、この本を読むと結構分かりやすい気がします。「見えざるオブジェ」についての言及あり。
全体がちょっと絢爛な文章(ごてごてした美文じゃないのだがなにせ取り扱うものが)なので、これも読みやすい作品じゃない気もするが。「失われた時を求めて」より短いです。
               ♪
さすがに年末で、今年は慌しかったが来年はもう少し園芸のセンスを鍛えようと。
植えた分に対して花つきが少ないが、それにしても種苗メーカーのパンジーは丈夫であり、
夏に一旦枯れるはずが何の問題もなく平気で咲いてる。

一冊読むと秘法十七番とか続けて読みたくなってしまうのだが。ジャコメッティ初期(シュルレアリスム参加)は1930年から35年との事。

古本屋にて思潮社の「シュルレアリスムの資料」と「アンドレ・ブルトン著作集」の五(シュルレアリスム宣言など)を確認。すぐ売れてしまう気もしないしペースがよくないので買いはしないがブルトンやっぱりいいなぁと思う。1930年代も百年経ってないと思うと遠い昔のようでいて、全くそうでもないような。