論理と情報の世界/とてもドライブ日和

巻頭にサイバネティクスの語があり、そういうものの基礎的な考え方の教科書というか一般的な手引きのよう。「委員会の論理」の数式のもっと難しいようなものが沢山載っている。

思考が外部から解析出来るとして解析の結果どうなのか、というきれいな解などもたらされずに、単に(オーサライズの権限の)全部が仏教系カルトに丸投げされているような気がするのは妄想なんだろうか。技術の保守とか権利の確立のために、そうならないようにする方が一般的に思えるのだけど。

                ♪
天気いいとそれだけで現実の感覚が違う。近隣のギリシャ料理屋さんでごはんを食べる。
(オリーブの飾りやアスクレピオスの杖みたいなものが楽しい)。


「論理と情報の世界」は前の所有者の方が解らないことを欄外に記入し、傍線をひいてるタイプの好きな本。二部がチョムスキーで若干とっつき易そうに思える。でも暗号解析とか政府の命を受けた情報工学の定立というジャンルに対する暗いイメージがあって、今まであまり好きになれなかった分野のような気がする(チューリングのせいもありそうな)。とは言ったってもほんとに電磁波やレーダー学の発展で生体が解析の対象になり近似的に人を精神病化出来るとしたら、そういう事柄の可能性をまともに共有出来る情報にすべきの気もする(と運転しながら考えるのも妙だが)

アスクレピオスではなくケリュケイオンの杖と知る。