高橋たか子

ちゃんと読みたいなと思う(「暗黒のメルヘン」の中で骨の城がとても好きで、どこかにその時の感想を書きとめてあるだろうが、俗じゃなさに惹かれた)その後ブルトンから影響を受けたという明言を初めて見た。

他人を精神的にホールドした上で私財を納めさせて金額なりの騒がしい立場を与えて人殺しを幇助する宗教が世俗的でありふれたものだとしたら(何故のばなしなのか、豚の脂身とか以下の教祖だし豚以下の詐欺師の科学者とか気持ちが悪すぎる)、でも完全に修道の生活を送るのはエキセントリックな事で全然違うタイムスパンと景色があるのだろうと思う。オウムは邪宗門にそっくりだと言われてた事を漠然と思いだす。

流石に若干ホッとするのだが(記憶違いに)骨の城「暗黒のメルヘン」に所収されておらず、恐らく同じ頃に何か別のアンソロジーで読んだのだろうと思う。(島尾敏雄とごっちゃになっており、別にそれらは近代文学の同人の方というのが確固とした立場を文学史上に持っていたから精神病質の問題として浮上しないのだが、日常的な感覚からするとかなり異質なのじゃないかと思うし、それをどうにか立体的に捉えたいという思いがあったのだが、別にそのこと自体は日常性とそれほど矛盾しないと成人前に思っていた気がする)